2006年12月01日

春風の言葉

よおく見慣れた
灰色の景色を
今日も歩けば
春風ふわり

逆らえないのは
ふわつく心に
あなたの影が
映ったから と


「・・・・おかえり」


向かって右手
当然のように
差し出されてる
わたしの居場所

今日で4日
何処で何を
わたしがしてるか
あなたは訊かない


「ただいま」


笑えぬ頬を
触るのが癖
それはためらい
あなたは知ってる



「おひるご飯を・・・・」
「うん」
「・・・たべた?」
「まだ」


「・・・・じゃあ、たべよう」



あなたの言葉は
ゆっくり流れる
良く晴れた日の
春風のように

あなたのことを
わたしは知らない
何処から来たとか
何処へ行くとか


「あなたは食べたの?」
「・・・・うん?」
「おひる」
「・・・・うん」
「いつ?」
「・・・・・・・おとといは、たべたよ」
「そう」


生きていくのに
意味なんて無い
時間の重なり
唯の作用

それを感じる
心のホント
言葉なんかで
測れるはず 無い



「冷蔵庫に・・・・・・」
「うん」
「・・・シチューがあるよ」
「そう」
「・・・ぼくは・・・・・・・」
「うん」






「・・・・・・・・きみが、すきだよ」






「・・・そう」



春風ふわり
ふわふわふわり
緩い坂道
転がり落ちた
posted by b at 21:59| Comment(0) | TrackBack(0) | words
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